お店で商品を確保してもらいたいとき、「これは取り置き?それとも予約?」と迷うことはありませんか。
言葉は似ていますが、基本的には取り置きは今ある商品を受け取りまで確保してもらうこと、予約はこれから発売される商品や、将来利用する日時・席などをあらかじめ申し込むことを指します。
ただし、店舗によって「商品予約」「取り置き予約」など独自の呼び方をしていることもあり、必ずしも名称だけでは判断できません。
また、キャンセルできるか、いつ支払うのか、何日間保管してもらえるのかといった条件も店舗によって異なります。
この記事では、取り置きと予約の違いをわかりやすく整理し、どちらを使えばよいのか、申し込み前に確認したいポイントまでご紹介します。
「今ある商品を後日受け取りたい」のか、「これからの商品や日時を押さえたい」のかを考えると、違いがわかりやすくなります。
この記事でわかること
- 取り置きと予約の基本的な違い
- どんなときに取り置き・予約を使うのか
- キャンセル・受取期限・支払いで確認したいこと
- 取り寄せ・店舗受け取りとの違い
- 店舗へお願いするときの伝え方
取り置きと予約の違いは「今あるもの」か「これからのもの」か

取り置きと予約のもっとも大きな違いは、何を、いつ確保するのかです。
取り置きは、すでに店頭や倉庫などにある商品を、来店するまで一時的に確保してもらうときに使われます。
一方の予約は、まだ発売されていない商品を申し込んだり、レストラン・美容院・ホテルなどの将来の利用枠を押さえたりするときに使われます。
| 項目 | 取り置き | 予約 |
|---|---|---|
| 主な対象 | 現在ある商品 | 発売前の商品・席・日時など |
| 目的 | 商品を後日まで確保する | 将来の商品や利用枠を申し込む |
| イメージ | 「この商品を残しておいてほしい」 | 「発売したら買いたい」「この日に利用したい」 |
取り置きは現在ある商品を一時的に確保してもらう
取り置きは、すでに販売できる状態にある商品を、受け取りに行くまで一時的に保管してもらう仕組みです。
たとえば、お店で欲しい洋服を見つけたものの、その日はすぐ購入できない場合などに「土曜日まで取り置きしてもらえますか」と相談するケースが考えられます。
洋服以外にも、本・雑貨・化粧品・家電など、さまざまな商品で取り置きに対応している店舗があります。
基本的には現在ある在庫を確保してもらうため、商品名だけでなく、色・サイズ・型番なども伝えると取り違えを防ぎやすくなります。
ただし、すべての商品を取り置きできるわけではありません。数量限定商品やセール品など、店舗によって対象外の商品が設定されている場合があります。
予約は発売前の商品や将来の日時などを押さえる
予約というと、新作ゲームや本などの「発売前の商品」を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし予約は商品だけではなく、これから利用する予定をあらかじめ申し込むことにも広く使われています。
たとえば、次のようなものがあります。
- 発売予定の本・ゲーム・家電・限定商品
- レストランや映画館などの席
- 美容院やサロンの利用時間
- ホテルや旅館の部屋
- イベントや講座などの参加枠
この場合、現在ある商品を取り分けておくというより、これから商品を購入したりサービスを利用したりするための枠を確保するという考え方になります。
店舗によっては在庫商品でも「予約」と呼ぶことがある
基本的には「現在ある商品=取り置き」「これからの商品や予定=予約」と考えるとわかりやすいのですが、実際のお店では必ずしも呼び方が統一されているわけではありません。
在庫のある商品を確保するサービスでも、「商品予約」「店頭予約」「取り置き予約」などと案内されている場合があります。
そのため、名称だけを見て判断するよりも、何を確保するサービスなのかを確認することが大切です。
迷った場合は、「今店頭にある商品を土曜日まで取っておいてほしいのですが」と目的をそのまま伝えれば、お店側から適した方法を案内してもらいやすくなります。
発売前なら予約、店頭在庫なら取り置きが基本

実際にどちらを利用すればよいのか迷った場合は、商品が現在あるのか、これから販売されるのかで考えてみましょう。
| 利用したい場面 | 基本的な方法 |
|---|---|
| 発売前の商品を購入したい | 予約 |
| レストランや美容院の日時を押さえたい | 予約 |
| 店頭の商品を数日後まで確保したい | 取り置き |
| 洋服や靴を後日確認したい | 取り置き |
発売前や人気の商品を確保したいなら予約
発売日が決まっている新商品を購入したい場合は、予約が向いています。
特に限定商品や人気が予想される商品では、発売後に店舗を探し回るより、事前に予約できるか確認しておくと購入までの流れがわかりやすくなります。
ただし、予約をすれば必ず発売日に受け取れるとは限りません。
入荷状況や配送状況などによって受取時期が変わる可能性もあるため、店舗から案内された受取予定日を確認しましょう。
後日見たり購入したりしたいなら取り置き
店頭で見つけた商品をすぐには購入できないものの、「売れてしまう前に確保しておきたい」という場合には取り置きが便利です。
特に洋服・靴・バッグなどは、サイズや色、手持ちの商品との相性などを考えてから購入したいことがありますよね。
家族に相談したい、後日もう一度試着したいといった場合にも、取り置きできるか相談してみるとよいでしょう。
ただし、取り置きした商品を来店後に必ず自由にキャンセルできるとは限りません。
購入するか現物を見てから決めたい場合は、「確認してから購入を決めても大丈夫ですか」と申し込み時に聞いておくと安心です。
取り置き・予約をしたら受付完了を確認する
取り置きや予約を申し込んだからといって、その瞬間に商品が確保されたとは限りません。
オンラインやアプリから申し込んだ場合などは、最初に届くメールが「申し込みを受け付けた」というだけで、まだ在庫確認中の場合もあります。
「受付しました」と「商品を確保しました」は別の意味で使われることがあるため、店舗からの案内を最後まで確認しましょう。
| 表示 | 考えられる状態 |
|---|---|
| 申込受付 | 申し込みを受け付けた段階 |
| 在庫確認中・手配中 | 確保できるか確認している段階 |
| 商品確保済み・ご用意できました | 受け取り用の商品が用意された段階 |
複数の店舗や通販で在庫を共有している場合には、画面上で「在庫あり」と表示されていても、申し込みのタイミングによっては確保できないことがあります。
特に残りわずかな商品や人気商品では、確保完了の連絡が届いているか確認してから店舗へ向かうと安心です。
取り置き・予約ではキャンセルや受取期限を確認する

取り置きや予約を利用するときに注意したいのが、キャンセル・受取期限・支払い方法です。
これらは「取り置きだから○○」「予約だから○○」と一律には決まっていません。
店舗や商品、申し込み方法によって条件が異なるため、自分が利用するサービスの案内を確認しましょう。
キャンセルできるかは店舗や商品によって異なる
「取り置きなら買わなくても大丈夫」「予約したら絶対に買わなければならない」と考えるのは避けたほうがよいでしょう。
通常商品の短期間の取り置きであれば、現物を確認したあと購入を見送れる場合もあります。
一方、限定商品・特別注文品・名入れなどの加工を行う商品では、キャンセルに条件が設定されることがあります。
予約についても同様で、商品やサービスによってキャンセルできる期限や料金の有無が異なります。
申し込み前に、次の点を確認しておくと安心です。
- キャンセルはできるか
- いつまでに連絡すればよいか
- キャンセル料はかかるか
- キャンセルするときの連絡方法
予定が変わった場合は、受取日や利用日を待たず、早めに店舗へ連絡しましょう。
受取期限を過ぎると取り置きが解除される場合がある
取り置きの商品をいつまで保管してもらえるかも、店舗によって異なります。
数日程度の場合もあれば、商品や申し込み方法によって別の期間が設定されていることもあります。
「前に利用したときは○日間だったから今回も同じ」と考えず、毎回案内された期限を確認するのがおすすめです。
期限を過ぎると、取り置きが自動的に解除され、通常の商品として店頭へ戻される場合があります。
受取期限までに来店できなくなった場合は、期限を過ぎる前に店舗へ相談してみましょう。
ただし、連絡すれば必ず保管期間を延長できるとは限りません。
支払い時期も予約・取り置きだけでは決まらない
支払いについても、予約だから前払い、取り置きだから受取時払いとは限りません。
主に次のような方法があります。
- 商品を受け取るときに支払う
- 申し込み時に全額を支払う
- 申し込み時に内金を支払い、あとから残額を支払う
オンラインから申し込むサービスでは事前決済、店頭の取り置きでは受取時払いなど、それぞれ独自の方法が設定されていることがあります。
申し込みを確定する前に、「いつ、いくら支払うのか」を確認しておきましょう。
なお、事前に支払いを済ませていても受取期限がなくなるとは限りません。支払い済みの場合でも、商品をいつまでに受け取る必要があるのか確認してください。
取り寄せ・店舗受け取りと取り置きの違い
取り置きと似た言葉に、「取り寄せ」や「店舗受け取り」があります。
どれも商品を店舗で受け取る場面があるため混同しやすいのですが、商品の用意の仕方に違いがあります。
| 方法 | 主な意味 |
|---|---|
| 取り置き | 現在ある商品を一定期間確保する |
| 予約 | 将来の商品・日時・利用枠などを申し込む |
| 取り寄せ | 別店舗や倉庫などから商品を用意してもらう |
| 店舗受け取り | 通販などで注文した商品を指定店舗で受け取る |
取り寄せは別の場所から商品を用意してもらう
取り寄せは、利用した店舗に希望の商品がない場合などに、別店舗や倉庫、仕入れ先などから商品を用意してもらう方法です。
たとえば、洋服の欲しいサイズがその店舗にない場合に、系列店や倉庫に在庫がないか確認してもらうケースがあります。
取り寄せは商品を用意するための手続き、取り置きは用意された商品を確保しておく手続きと考えると違いがわかりやすいでしょう。
そのため、「商品を取り寄せてもらい、到着後しばらく取り置きしてもらう」というように、両方が続けて行われる場合もあります。
店舗受け取りは通販で注文した商品をお店で受け取る
店舗受け取りは、公式通販サイトやアプリなどから商品を注文し、配送先として店舗を指定する仕組みです。
自宅への配送ではなく、買い物や仕事帰りなどに店舗で商品を受け取りたいときに利用されます。
店舗受け取りの場合も、注文直後にすぐ商品を受け取れるとは限りません。
「店舗に商品が到着しました」「受け取りできます」といった案内を確認してから来店しましょう。
店舗へ依頼するときは「何を・いつ」を伝える

取り置きと予約のどちらを使えばよいのかわからなくても、無理に正しい名称を選ぶ必要はありません。
自分が何をしたいのかを具体的に伝えるほうが、お店側にも目的が伝わりやすくなります。
取り置きをお願いするときの伝え方
現在ある商品を後日まで確保してほしい場合は、次のように伝えるとわかりやすいでしょう。
「黒のMサイズを1点、土曜日に伺いたいのですが、取り置きしていただくことはできますか」
電話でお願いする場合は、次の内容を整理しておくとスムーズです。
- 商品名
- 色・サイズ・型番
- 数量
- 受取希望日
- 自分の名前や連絡先
商品を実際に見てから購入するか決めたい場合は、「確認後に購入を決めても大丈夫ですか」とあわせて聞いておきましょう。
予約をお願いするときの伝え方
発売前の商品を予約したい場合は、「○○という商品を予約できますか」と伝えれば問題ありません。
レストランや美容院など日時の予約では、希望日・時間・人数などを伝えます。
希望する日時が埋まっていることもあるため、第2希望まで決めておくとやり取りがスムーズです。
最後に、取り置き・予約のどちらの場合でも、次の点を確認しておきましょう。
- 商品や予約内容に間違いがないか
- いつまでに受け取る必要があるか
- 支払いはいつ行うのか
- 変更やキャンセルはできるか
- 店舗からどの方法で連絡が来るのか
「商品名・希望日・受取期限・支払い・キャンセル」の5点を確認しておけば、取り置きや予約による行き違いを防ぎやすくなります。
まとめ
取り置きと予約は似た言葉ですが、違いはそれほど難しくありません。
- 取り置きは、現在ある商品を受け取りまで確保してもらう方法
- 予約は、発売前の商品や将来の日時・席などを申し込む方法
- 発売前の商品なら予約、現在ある商品なら取り置きが基本的な目安
- 店舗独自の名称が使われることもあるため、呼び方だけで判断しない
- 申し込み後は、商品が確保されたという案内を確認する
- キャンセル・受取期限・支払い方法は店舗や商品によって異なる
- 取り寄せは別店舗や倉庫などから商品を用意してもらう方法
「取り置きと予約、どちらをお願いすればいいの?」と迷ったら、今ある商品を残しておいてほしいのか、これからの商品や予定を押さえたいのかで考えてみてください。
また、お店によって呼び方や受付方法が違うこともあるため、名称がわからなくても心配する必要はありません。
「この商品を土曜日まで確保してほしい」「発売予定の商品を購入したい」のように目的を具体的に伝えれば、適した手続きを案内してもらいやすくなります。
申し込みの際は受取期限や支払い方法、キャンセル条件まで確認し、自分の予定に合った方法で取り置きや予約を利用してみてくださいね。

