旅の準備でいちばん迷うのが、「どのスーツケースを持って行こうか?」ということではないでしょうか。旅行日数が同じでも、季節や旅のスタイル、誰と行くかによって、必要な荷物の量はずいぶん変わってきますよね。
特に女性はファッションやケア用品など、持って行きたいものがたくさんあって「どれを選べばいいのか分からない…」と悩むことも多いはず。
この記事では、1泊から10泊までの旅行日数ごとにおすすめのスーツケース容量を分かりやすくご紹介します。
また、旅行スタイル別や季節による違い、パッキングのコツなども丁寧に解説しているので、初心者の方でも安心して選べます。次の旅支度がもっとスムーズに、そして楽しくなりますように♪
まずは早見表でチェック!旅行日数別スーツケース容量【1泊~10泊】
「だいたいどのくらいのサイズが必要なの?」と迷ったときは、旅行日数を目安に考えるのが簡単です。
1~2泊|20~35Lで機内持ち込みにも対応
近場の旅行や1泊2日の出張にぴったりなのが、20〜35Lのコンパクトなスーツケースです。小型ながら必要な衣類や化粧品などはしっかり収まり、女性のひとり旅にも最適です。
特に飛行機での移動がある場合は、機内持ち込みできるサイズを選ぶと、到着後すぐに動けてとっても便利。無駄に大きな荷物を持たずに済むので、行動範囲も広がりますよ。
3~4泊|36~50Lなら観光・出張にちょうど良い
週末を挟んだ旅行や2泊以上の出張なら、36〜50Lの中型スーツケースが頼れる存在です。2泊3日以上になると着替えや充電器、スキンケア用品なども増えてきますが、この容量ならゆとりを持って収納できます。
さらに、お土産を買ったり現地で衣類を調達する場合も、帰りに詰められるスペースがあると安心ですね。
5~6泊|51~70Lで余裕を持った旅に
半月に近いような滞在では、51〜70Lクラスのスーツケースがおすすめです。日数が増えると天候の変化にも備えた服装や、連泊中に必要な洗濯グッズ、趣味の道具など、荷物は多岐にわたります。
このサイズなら、毎日の服選びにも困らず快適な滞在が叶います。帰りの荷物を無理なく詰め込めるのも嬉しいポイントです。
7~10泊|71~100Lで長期滞在もラクラク
1週間以上の長期旅行や海外滞在を予定している方は、71〜100Lの大容量タイプがぴったり。家族旅行や海外研修、リゾート地でのバカンスなど、さまざまなシーンで活躍します。
洗濯物の回転を考慮しても、替えの衣類がたっぷり入り、現地での買い物も十分に収納可能。荷物が多くても整理しやすい内装構造を選ぶと、よりストレスフリーな旅が楽しめますよ。
【表あり】容量とサイズの目安早見表(外寸・重量の参考付き)
スーツケースを選ぶときは、「何リットル入るか」だけでなく、「外寸(サイズ)」や「重さ」もとても大切です。特に飛行機を使う旅行では、航空会社ごとに機内持ち込みのサイズや重量制限が細かく決められているため、基準を超えて追加料金が発生することも。出発前にチェックしておくと安心です。
サイズの目安は「縦+横+奥行き」の合計で判断され、機内持ち込みはおおよそ100cm以内・7kgまでが基準(LCCではより厳しい場合も)。また、収納容量は「内寸」ですが、サイズ制限は「外寸」(キャスターや持ち手含む)で判断されるので注意が必要です。
以下の表では、旅行日数ごとの容量目安と、サイズ・重さの目安もまとめています。サイズ選びに迷ったときの参考にしてくださいね。
旅行日数 | 目安容量(L) | 外寸目安(cm) | 本体重量の目安 | 機内持ち込み |
---|---|---|---|---|
1〜2泊 | 20〜35L | 約55×35×25以内 | 約2〜3.5kg | ◎対応可(多くがOK) |
3〜4泊 | 36〜50L | 約60×40×25〜30 | 約3〜4.5kg | △機種や航空会社による |
5〜6泊 | 51〜70L | 約65〜70×45×30前後 | 約4〜5.5kg | ×機内不可(預け荷物) |
7〜10泊 | 71〜100L | 約70〜80×50×35前後 | 約5〜6.5kg | ×機内不可(預け荷物) |
スーツケースサイズ表記の落とし穴とは?S・M・Lの違いを解説
「Sサイズって何リットル?」「Lサイズなのに思ったより小さい…」そんな疑問を解消しましょう。
Lサイズって何リットル?メーカーによる差に注意
一般的に、Sサイズは20〜35Lで1〜2泊向け、Mサイズは36〜70Lで3〜5泊前後、Lサイズは71L以上で1週間以上の旅行に使われることが多いです。ただし、明確な業界基準はないため、各メーカーごとに実際の容量が異なる点には注意が必要です。
同じLサイズ表記でも、メーカーによって実際の容量に差があるため、見た目や名前だけで判断してしまうと「思ったより入らない…」ということも。たとえばA社のLサイズは85Lあるのに、B社では70Lほどしか入らないケースもあります。
外見は同じくらいでも、内装の構造やポケットの位置、厚みなどによって使える容量が違ってくるんです。そのため、選ぶときは必ずリットル数(容量)を明記した情報をチェックしましょう。実店舗で確認できる場合は、実際にどれくらい入るか荷物を模してみるとより安心ですよ。
インチ表記とリットル容量の違い
スーツケースには「24インチ」「28インチ」といった表記がされていることがありますが、これは主に縦の長さを基準にしたサイズです。
インチ数が大きくなるほど高さは増しますが、奥行きや横幅とのバランスで容量は大きく変わります。
たとえば24インチでも細身のモデルなら容量が40L台のものもあれば、少し厚みがあるだけで60L近く入るタイプも。正確に収納力を知るには、やはりリットル表示を目安にするのが失敗しにくい方法です。
内寸・外寸・拡張機能のチェックポイント
スーツケースのサイズを測るとき、内寸と外寸の違いにも注目しましょう。外寸はキャスターや取っ手を含んだサイズで、航空会社の機内持ち込みや預け荷物の規定に関係します。
一方、内寸は実際に荷物が収まる空間の大きさです。見た目は大きくても内装が複雑だったり、フレーム部分が広く取られていると収納量が少なく感じることもあります。
また、拡張ファスナー付きのスーツケースなら、荷物が増えたときにマチを広げて容量をプラスできるのが嬉しいポイント。使わないときはコンパクトにできるので、旅先で荷物が増える可能性がある方にとっては心強い味方になります。
旅行スタイル別|最適な容量の選び方
旅行の目的によって必要な荷物は異なります。自分の旅に合った容量を見つけましょう。
ビジネス出張は機内持ち込み+スマート収納
スーツやPC、資料、ガジェット類などを持ち歩くビジネス出張では、軽量でコンパクトなスーツケースが活躍します。
特に機内持ち込み可能なサイズを選ぶことで、到着後すぐに移動でき、時間のロスを防げるのが大きな利点です。
また、整理整頓しやすいポケットが豊富なモデルなら、必要なものをサッと取り出せてとても便利。加えて、キャスターの動きがスムーズなものを選ぶと、空港内の移動や電車の乗り換えもストレスなくこなせます。
観光中心の旅行はお土産スペースをしっかり確保
観光をメインとした旅行では、道中でついついお土産や現地のアイテムを購入してしまいがち。そんな時に備えて、最初から荷物を詰めすぎず、2〜3割の空き容量を確保しておくのがポイントです。
さらに、スーツケース自体に拡張機能があるタイプを選べば、帰路で荷物が増えても安心。旅の思い出を詰め込むスペースとして、少し大きめを選ぶのがおすすめです。
冬旅・アウトドア旅行は嵩張る荷物を見越して
冬の旅行やアウトドアを含む旅では、ダウンコートや厚手のニット、ブーツなど、かさばる荷物が多くなります。
また、登山やキャンプをする場合は、現地で必要になるギアや小道具も忘れずに準備したいところ。こうした旅では、普段より1サイズ大きめのスーツケースを選ぶことで、ゆとりを持って荷物を収納できます。
衣類圧縮バッグなどの収納アイテムと組み合わせれば、見た目以上にすっきりまとめられますよ。
ツアー・団体旅行は移動のしやすさ重視で
ツアー参加や団体旅行では、複数回の乗り換えやバス移動が含まれることが多く、スーツケースの「取り回しやすさ」が重要になります。
エレベーターや狭い通路を通る場面でもスムーズに移動できるよう、コンパクトかつ軽量なモデルが◎
また、キャスターが360度回転するタイプや、持ち手の高さが調整できるものを選ぶと、身長や荷物量に合わせてより快適に使えます。荷物を極力最小限にまとめる工夫も、スムーズな旅の秘訣です。
荷物量が変わるシチュエーションとその対策
想定外に荷物が増えてしまうことも。余裕を持った準備が大切です。
冬服・コート・ブーツでかさばる時の工夫
冬の旅行では、ダウンコートや分厚いニット、マフラー、ブーツなど、かさばる衣類が多くなりがちです。特に寒冷地へ行く場合は防寒アイテムが必須となるため、スーツケースの中があっという間にいっぱいになってしまうことも。
そんなときに役立つのが、衣類圧縮袋やロールパッキングといったコンパクト収納アイテムです。圧縮袋を使えば空気を抜いて体積を減らすことができ、ロール状に巻いて詰めればスペースを無駄なく使えます。
また、ジャケットやニットなどは着用して移動することで、スーツケース内のスペースに余裕が生まれますよ。
子ども連れの荷物は「共有+小分け」がカギ
家族旅行では、子ども用の着替えやおむつ、タオル類、絵本やおもちゃなど、荷物の種類がとにかく多くなります。
そこでおすすめなのが、大きめのスーツケースに家族全員分の荷物を「共有」しつつ、ひとりひとりの持ち物はポーチや小分けバッグで整理する方法です。
これにより、取り出したい物がすぐに見つかり、現地での荷ほどきや再パッキングもスムーズに。また、使った物や汚れた衣類を入れる「使用済みポーチ」も用意しておくと、帰りの荷物整理もラクになります。
旅行中のストレスを減らすコツとして、ぜひ取り入れてみてください。
帰路に増える荷物に備えた“ゆとりリットル”とは?
旅行中はついつい現地で魅力的なものを見つけて、お土産や雑貨、服や食品など、想定以上に荷物が増えることがよくあります。
帰りのスーツケースがパンパンで「閉まらない!」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。そんなトラブルを防ぐためには、行きの時点でスーツケースの容量に2〜3割ほど余裕を持たせておくのが理想的です。
荷物が少なくても中で動かないように軽く詰め物をしておけば、帰りにそのスペースを空けるだけでOK。特に柔軟な荷造りがしやすい圧縮ポーチを使えば、帰りに荷物が増えても調整しやすくなりますよ。
現地調達やお土産爆買い派におすすめの準備法
「旅先での買い物も楽しみのひとつ!」という方は、スーツケースにエコバッグや折りたたみバッグを1〜2枚入れておくのがおすすめです。
小さくたたんで隙間に収納でき、必要なときにさっと取り出せるのが魅力。また、帰路はスーツケースに入りきらない分を手荷物に分けることで、重量オーバーやサイズ制限のリスクを分散できます。
さらに、軽量な布製サブバッグなら、移動中もかさばらず持ち歩きやすいので、予想外の戦利品にも柔軟に対応できますよ。
スーツケース選びでよくある失敗と防ぐ方法
後悔しないためには、事前チェックが欠かせません。
「機内持ち込みOKだと思ったらNGだった」問題
スーツケースを選ぶ際に「このサイズなら機内に持ち込めるはず」と思っていても、いざ搭乗の際にサイズオーバーで預け荷物に変更を迫られるケースが意外と多くあります。
特にLCC(格安航空会社)や国内線の一部では、一般的なサイズよりも厳しい基準を設けていることがあり、ちょっとした差で持ち込み不可になることも。
さらに、スーツケースの外寸はキャスターや取っ手を含めたサイズが基準となるため、表示されている本体サイズだけを見て判断してしまうと誤解が生じやすいのです。
必ず事前に、利用する航空会社の公式サイトで最新の機内持ち込みサイズと重量制限を確認し、ルールに合ったサイズを選ぶようにしましょう。
拡張機能で荷物は入ったけど重量オーバーに…
拡張ファスナー付きのスーツケースは、旅行中に荷物が増えたときに容量を増やせる便利な機能ですが、ついつい詰めすぎてしまうことがあるため注意が必要です。
容量的には問題なく入ったとしても、航空会社によっては預け荷物の重量制限(20kgまで、23kgまでなど)が厳しく設定されており、数キロオーバーしただけで追加料金が発生することも。
特にLサイズ以上の大容量タイプを使う場合、詰めれば詰めるほど重くなるので、「入る=OK」ではないという意識を持っておくことが大切です。
事前に自宅でスーツケースごと体重計に乗ってチェックする、もしくは携帯型のラゲッジスケールを活用することで、空港での慌ただしい再パッキングを避けることができますよ。
追加料金・サイズ制限トラブルの予防チェック
スーツケースを選ぶ際には、「3辺(縦・横・奥行き)の合計が何cm以内か」といった、航空会社が定めるサイズ規定をあらかじめ確認しておくことが非常に重要です。
多くの航空会社では、機内持ち込み可能なサイズや預け荷物の制限を明確にしており、ルールを知らずに空港でオーバーサイズと判定されると、思わぬ追加料金が発生してしまうことがあります。
特にLCC(格安航空会社)では、数センチの違いでも持ち込み不可とされることがあるため、注意が必要です。
また、重量制限も厳しいケースが多く、荷物を詰めすぎることでサイズはOKでも重さでNGになる場合も。そうならないよう、旅行前に必ず航空会社の最新ルールを公式サイトでチェックし、可能であればスーツケースに貼れる「サイズ確認タグ」なども用意しておくと安心ですよ。
キャリーオンバッグやサブバッグでリスク分散
万が一、スーツケースの容量を超えてしまった場合や、お土産で荷物が増えてしまった場合に備えて、キャリーオンバッグや折りたたみ可能なサブバッグを準備しておくと安心です。
これらのバッグは、機内持ち込みが可能なサイズであれば手荷物として追加できるため、重量や容量の超過によるトラブルを軽減できます。例えば、スーツケースには着替えや重たい荷物を、サブバッグには貴重品や軽量なアイテムを入れて分散させることで、バランスよく運べます。
また、空港での急な再パッキングにも対応しやすくなるので、旅慣れた方の多くが実践している小技です。収納時はコンパクトに畳めてかさばらないタイプを選ぶと、旅の邪魔にもなりませんよ。
素材・重さ・機能でスーツケースを選ぶコツ
容量と合わせて「使いやすさ」も大切にしたいですね。
ハードケース vs ソフトケース|どちらが向いてる?
壊れやすいものや精密機器を持ち運ぶ場合には、外部からの衝撃に強いハードケースが安心です。中身がしっかり守られ、型崩れの心配が少ないのが魅力です。
一方、柔軟性や軽さを重視したい方、収納時に多少の融通を利かせたい方にはソフトケースがおすすめ。
布素材でできている分、外ポケットが充実しているモデルも多く、出し入れがしやすいのも特徴です。旅行の目的や中身に応じて使い分けるのが理想的です。
軽量モデル・耐久性・静音キャスターの注目ポイント
長距離の移動や乗り換えが多い旅では、スーツケースの本体重量が移動の快適さに直結します。軽量モデルなら階段や電車の乗り降りもラクに行えますし、荷物の総重量が抑えられるため航空機での追加料金を避けやすくなります。
さらに、タイヤの静音性や回転性能も重要です。四輪で360度回転するキャスター付きモデルは、狭い通路や人混みでもスムーズに動かせてストレスが少なく済みます。耐久性についても、素材の厚みやフレームの構造などを確認しておくと安心です。
フレーム式とファスナー式の特徴と選び方
防犯面を重視する方には、頑丈な金属フレームでしっかり固定できるフレーム式のスーツケースが適しています。鍵をかけることで開閉部分がしっかり密閉され、移動中の衝撃でも開いてしまう心配が少ない点が魅力です。
一方で、ファスナー式は軽量で開閉がしやすく、荷物の出し入れがスムーズ。ファスナータイプの中にはTSAロック対応のものも多く、海外旅行にも便利です。それぞれの特徴を理解して、自分の旅のスタイルに合うタイプを選ぶとよいでしょう。
🔍 スーツケースの「フレーム式」と「ファスナー式」、どちらを選べばいいか迷っている方へ
それぞれの特徴やメリット・デメリットをもっと詳しく知りたい方は、以下の記事で徹底解説していますので、参考にしてみて下さいね。
▶ スーツケースはファスナー?フレーム?違いと選び方を徹底解説!
実例で見る!旅行日数×容量のリアルな使い勝手
実際に使ってみた人の声はとても参考になります。
【1泊2日】出張用32Lで快適だった体験談
スーツとPC、小物がしっかり収まり、身軽に移動できたとの声多数。新幹線や飛行機での移動が多い出張でも、コンパクトサイズなら階段の上り下りや乗り換えもラクラク。ホテルでの荷ほどきも簡単で、限られた時間を有効活用できるというメリットも感じられたそうです。
【4泊5日】50Lのスーツケースで旅行した夫婦の感想
衣類+お土産も余裕で収まり、帰りもバタつかず快適だったそう。荷物が多くなりがちな女性の服やスキンケア用品、男性の靴やお土産などもきちんと整理できて、「思った以上に余裕があった」とのこと。スーツケース内の仕切りやポーチの使い方も工夫すれば、より整理しやすくなると感じたそうです。
【7泊】家族3人で1つの大型スーツケースに挑戦
パッキングを工夫すれば、70L台で家族旅行も十分に可能という体験談も。大人2人と子ども1人分の衣類や日用品、おもちゃまでしっかり収められ、宿泊先でも荷物をひとまとめにして管理できたのでラクだったという意見も。家族ごとにポーチで分けて整理すれば、誰の物か迷うこともなくストレスフリーに過ごせたとのことです。
空港・新幹線・列車の荷物サイズ制限に注意!
交通手段ごとのルールも知っておくと安心です。
国内線の機内持ち込みルールと100席未満の注意点
国内線では、多くの航空会社が機内持ち込みサイズを100席以上と未満で区別しています。特に100席未満の小型機では、3辺合計が100cm以内であることに加えて、各辺の長さにも厳しい制限があるため注意が必要です。
機内の収納スペースが限られているため、少しでもオーバーしてしまうと、強制的に預け入れ対応となる場合も。旅行前には必ず、自分が乗る機体の席数や航空会社の最新ルールを公式サイトで確認しておくと安心です。
✈️ 国内線の機内持ち込みサイズについてもっと詳しく知りたい方へ
国内線100席未満の飛行機では、スーツケースのサイズ制限が特に厳しくなっている場合があります。
機内に持ち込めるスーツケースの選び方や注意点を、以下の記事でくわしく解説しています。
▶ 国内線100席未満の飛行機に搭乗する際のスーツケースの賢い選び方
新幹線(特にグリーン車)でのスーツケースの置き場所
新幹線では、スーツケースのサイズによっては特大荷物スペースの予約が必要になることがあります。特にグリーン車や指定席では、通路や座席前に荷物を置くことができず、事前に荷物置き場を指定しておかないとトラブルになることも。
さらに、東海道・山陽・九州新幹線などでは3辺の合計が160cmを超える荷物は「特大荷物」として取り扱われ、専用スペースの予約が必須です。
大きなスーツケースを利用する予定がある方は、座席予約の際に「特大荷物対応席」があるかも確認しましょう。
海外旅行時の航空会社サイズ規定は事前確認が必須
国際線では、航空会社によって預け荷物や機内持ち込みのサイズ・重量のルールが大きく異なります。同じ目的地に向かう便でも、利用する航空会社によって持ち込める荷物の条件が変わるため、事前の確認は必須です。
特にLCCやアジア系の航空会社は、持ち込み条件が細かく設定されている場合が多く、追加料金の発生リスクもあります。
また、国際線ではトランジット(乗り継ぎ)がある場合、それぞれの航空会社の規定が適用される可能性があるため、旅行前に一括で確認しておくことが大切です。
スーツケースの容量が足りないときのパッキング術
工夫次第で、収納力はぐっとアップします。
圧縮ポーチ・圧縮袋の活用法
衣類をまとめて小さくすることで、収納スペースを最大限に活用できます。特に冬物などかさばる衣類は圧縮袋に入れて空気を抜くと、見違えるほどコンパクトに。
圧縮ポーチは仕切りにもなり、衣類の種類ごとに分けることで、現地での荷ほどきもスムーズになります。旅先で毎日違う服を着たい方にもおすすめです。
シューズやアウターを“隙間”に収納するテクニック
靴の中に靴下を入れたり、帽子の中にインナーを詰めたりと、ちょっとした空間を見逃さず使うのがコツです。
また、アウターはスーツケースのフタ側の薄いスペースに入れるとシワになりにくく、ふたを閉じる際のクッションにもなってくれます。丸めたスカーフや手袋も、四隅に押し込めば意外なほど省スペースに収まります。
機内持ち込みのサブバッグで容量不足を補うコツ
予備バッグを上手に使えば、現地での移動も楽になりますよ。
例えば、街歩き用のショルダーバッグやバックパックを折りたたんで持っていけば、必要に応じて荷物を分散可能。旅の後半でお土産が増えた時も対応しやすく、帰りの空港での再パッキングにも役立ちます。肩掛けしやすい軽量タイプなら、長時間の移動でも疲れにくく快適に過ごせます。
よくある質問(FAQ)で容量選びの不安を解消!
「これで合ってるかな?」という疑問にもお答えします。
大きいスーツケースは小旅行にも使える?
可能ですが、移動が大変になる場合もあるので要注意。必要最低限にするのが◎。
お土産が増えるかも…どう考えて選べばいい?
帰りの荷物量を想定して、少し大きめを選ぶのが安心です。
圧縮ポーチだけで容量は足りますか?
工夫すれば十分入りますが、詰めすぎには注意。重さとのバランスを考えましょう。
スーツケースは買う?レンタルする?
頻繁に使うなら購入、年に1〜2回程度ならレンタルも検討の価値ありです。
まとめ|失敗しないスーツケース容量の選び方3ステップ
スーツケースの容量選びは、「旅行日数」だけでなく、「季節」や「旅のスタイル」によっても大きく変わります。
まずは基本の容量早見表で目安をつかみ、次に移動手段や同行者の有無、現地での予定を加味して調整するのがコツ。
そして最後に、お土産や現地購入品など「帰りの荷物」を想定した“ゆとり”を持たせておくことで、快適な旅支度が整います。自分にぴったりのスーツケースで、次の旅がもっと楽しくなりますように♪