キムチ鍋やキムチスープが余ったり、作り置きした時によく浮かぶ疑問に「どうやって保存すればいいの?」ということがありませんか?作った後の保存期間や、具材が保存中に問題を起こさないかという心配もあります。
この記事を通じて、キムチスープの保存にまつわる不安を解消しましょう。常温、冷蔵、そして冷凍というそれぞれの保存方法について、キムチスープの最適な保管方法と保持期間を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみて下さいね。
常温NG!キムチスープの保管には冷蔵か冷凍がおすすめ!
キムチスープを保存する方法として、常温、冷蔵、そして冷凍の3つがあります。スープ類は菌が繁殖しやすいため、どのように保存するかで持ち時間が大きく異なります。キムチスープは、常温での保存よりも、冷蔵や冷凍を利用した方が長く美味しく保つことができます。ただ、冷蔵庫や冷凍庫の利用可能なスペースには限りがあるため、どれだけの量をどのくらいの期間保つかを考慮し、次にスープを楽しむ予定のタイミングに合わせて最適な方法を選んでくださいね。
キムチスープの常温保存は何故NG?適切な温度と保存期間
キムチスープを常温で保存する為には、部屋の温度が大きく影響します。安全に保つには、10度以下の低温が理想ですが、普通の室温では保存が難しいですね。
スープには食材から来る豊かなうま味が含まれており、日本の多くの季節では常温保存は適していません。冬でも室内が暖房で温かいため、常温での保存は控えたほうが良いでしょう。
キムチスープが余ってしまったら、冷蔵庫で保管し、すぐに食べられない場合は冷凍がおすすめです。
キムチスープを冷蔵で保存するベストな方法と期間
キムチスープの冷蔵保存について、具体的な方法を一緒に見ていきましょう。
キムチスープの冷蔵保存方法
鍋から他の容器に移し替えて保存すると、キムチスープは冷蔵庫内で最大3日間新鮮を保つことができます。特に、空気をしっかりと密封できるタッパーや保存容器の使用がおすすめです。鍋のままでの保存はフタをしても2日が限界です。
保存する際には、消毒が施された保存容器を利用し、内部をキッチン用アルコールで丁寧に除菌した後、よく乾かすことが大切です。また、冷蔵保存したキムチスープを食べる前には、必ず再加熱することを忘れずに。
【1】推奨される保存方法:タッパーまたは保存容器
キムチスープを保存する際には、ジップロックの袋よりもタッパーを使用することをおすすめします。保存袋は密封性は高いものの、穴が開きやすく、家庭での日常的な使用には適していません。タッパーなら取り扱いが簡単で、より安全に保管できます。
【2】粗熱を冷ます
スープの粗熱をしっかりと冷ますことも重要です。暖かいままで保存すると、容器内に結露が生じ、早期に傷んでしまう原因となります。保冷剤や氷水を使ってスープを素早く冷却する方法が効果的です。
【3】しっかりと密封する
スープを保存容器に移す際は、完全に温度が下がった後に行いましょう。容器の蓋をしっかりと閉め、空気の侵入を防ぐことが大切です。
キムチスープに具材が残っている場合
具材が残っている場合、特に豆腐や春雨は保存時に味が劣化しやすいため、2日以内に食べ切ることをおすすめします。これらの具材は、可能な限り取り除いてスープだけを保存すると良いでしょう。
これらの方法でキムチスープを適切に冷蔵保存し、いつでも美味しさを楽しめるようにしましょう。
キムチスープの保存法:冷蔵より長持ちする冷凍のコツ
キムチスープを作り置きする際には、単なる冷蔵保存よりも、もっと長く保存できる冷凍保存がお勧めです。冷蔵保存の場合、キムチスープは最長で3日間しか保たないため、あくまで一時的な解決策です。それに対して冷凍保存をする場合、スープの粗熱をしっかりと取り除いた後、空気を抜いたジップロック袋に入れて平らにし、冷凍庫に収納します。
キムチスープの冷凍保存期間
キムチスープを長期保存する場合、場所を取らないジップロック袋が最適です。空気を十分に抜いて保存することで、キムチスープは2週間から1か月まで冷凍保存することができます。冷凍したキムチスープは、普段の夕食の残り物や平日の食事にもぴったりで、保存期間は2週間が理想ですが、きちんと密封すれば1か月まで保つことも可能です。
キムチスープの冷凍方法
キムチスープの冷凍には、ジップ付きの保存袋の使用をお勧めします。タッパーでも保存は可能ですが、空気が残ると冷凍焼けのリスクがあります。また、冷凍庫で効率よく収納するためには、保存袋を平らにするとスペースを有効に活用できます。
1. 一食分ずつ保存する
一食分ごとに冷凍すると、解凍が簡単で、再冷凍による味の劣化も防げます。
2. 急速冷凍を活用する
キムチスープを急速に冷凍することで、品質を保てます。氷水を使って素早く温度を下げる方法が最も効果的です。
これらの保存方法により、キムチスープをいつでも新鮮な状態で楽しむことができます。
キムチスープに適した冷凍食材と避けるべき食材
キムチスープで使う食材の冷凍適性についてお話しします。
キムチスープに良く用いられる白菜、豚肉、キノコ類(シメジや椎茸、エノキなど)は、冷凍保存に適しています。一方で、豆腐は少し注意が必要です。木綿豆腐は冷凍できますが、キムチスープでよく使われる絹ごし豆腐は冷凍に向きません。冷凍すると食感が損なわれるため、基本的には冷蔵がおすすめです。もし冷凍したい場合は、豆腐を細かく潰してからスープと一緒に冷凍すると良いでしょう。
もし、豆腐をキムチスープに入れたまま冷凍すると、解凍後の豆腐は食感が悪くなります。豆腐を余らせてしまったときは、冷凍する前に食べきるか、潰して冷凍保存する方法があります。ただし、この方法をとっても、食感や味が変わることは理解しておいてください。
冷凍保存したキムチスープの解凍のコツ
冷凍したキムチスープを解凍する際は、電子レンジが非常に便利です。使用する容器に応じて解凍方法が少し異なるため、タッパーやジップロック袋を使った詳しい手順をお伝えします。
タッパーで保存したキムチスープは、まずフタを少し開けて電子レンジで約6~7分間半解凍します。その後、スープを軽くかき混ぜてから、必要に応じてさらに1~2分加熱します。もしまだ解凍が足りない場合は、1分間ずつ加熱を追加してみてください。
ジップロック袋に保存したスープは、解凍モードで3~4分間加熱して半解凍にします。次に、耐熱皿に移し、軽くかき混ぜた後にラップをして、さらに5分間電子レンジで加熱すると、完全に解凍されます。
これらの方法で、キムチスープを美味しく再加熱してお楽しみいただけます。
まとめ
この記事では、キムチ鍋やキムチスープの作り置きなどがどれくらい保存できるか、そして余ったときの正しい保存方法を詳しく解説しました。豊富な香辛料が使用されているキムチを使ったスープは長持ちすると思われがちですが、キムチスープだけでなく、カレーや味噌汁など他の煮込み料理も、常温での保管は不向きです。そのため、スパイスの量よりも、どこにどのように保存するか、そして空気との接触をいかに防ぐかがとても大切です。是非参考にして美味しくお楽しみくださいね。