イヤホンをつけた瞬間、「サーッ」「シーッ」という小さな音がして、気になったことはありませんか?音楽を流している間は目立たないのに、無音になった途端に存在感が増してしまう…そんな“ホワイトノイズ”は、壊れたのかも?と不安になりやすいポイントです。
でも実は、原因はひとつではなく、イヤホン本体・スマホやPCの設定・周囲の環境など、いくつかの要素が重なって起きることが多いんです。
この記事では、まず「今すぐ試せるチェック」から始めて、原因の見分け方、種類別の対策、設定や環境の整え方まで、順番にやさしく整理します。
最後に、よくある質問もまとめるので、「結局どうすればいいの?」がスッキリ解決しやすくなりますよ。
【まずここから】イヤホンに雑音を感じたときの簡単チェック
「原因探しの前に、まずはここだけ確認!」という即効チェックを先にまとめます。早い段階で改善するケースも意外と多いですよ。
すぐ試せる基本確認(音量・接続・再起動)
最初の5分でできることから順にいきましょう。
- 音量を少し下げてみる(特に小音量〜無音のときに目立つ場合)
- イヤホンを一度抜き差し(有線)/接続を切って再接続(Bluetooth)
- 別のアプリでも同じか確認(動画アプリだけ、音楽アプリだけ…の切り分け)
- 端末を再起動(意外とこれで落ち着くことがあります)
ここで大切なのは、「いきなり難しいことをしない」こと。ひとつずつ試すだけで、原因の方向性も見えやすくなります。
無音時だけ聞こえる場合の考え方
ホワイトノイズは、音楽が止まった瞬間や、音量をかなり小さくしたときに気づきやすいです。
これは、イヤホンや端末が音を出すために働いている状態(増幅・処理)が続いていて、その“わずかな動作音”が静けさの中で目立つ…というイメージです。
なので、「無音のときだけ聞こえる=必ずしも異常」とは限らないことも覚えておくと、気持ちがラクになりますよ。
端末を変えて確認したい理由
可能なら、次のように“場所”を変えて試してみてください。
- いつもはスマホ → PCやタブレットにつないでみる
- いつもは自宅 → 別の部屋や外で試してみる
もし端末を変えたらノイズが弱まる/消えるなら、イヤホン本体よりも端末側の設定・相性・環境が関係している可能性が高くなります。
逆に、端末を変えても同じなら、イヤホン側の要因(個体差や仕様を含む)を疑う流れが自然です。
イヤホンのホワイトノイズとは?「サーッ」という音の正体

「そもそもホワイトノイズって何?」を一度整理しておくと、対策の選び方がぐっと分かりやすくなります。
ホワイトノイズってどんな音?
ホワイトノイズは、よく「サーッ」「シーッ」「砂嵐みたい」と表現される小さな連続音です。
ポイントは、
- 音楽の一部というより、背景でずっと鳴っている感じ
- 低音や高音の“特定の音”というより、全体に薄くかかる感じ
ということ。
音楽停止中に気づきやすい理由
音が出ている間は、ホワイトノイズがあっても音楽に紛れて気づきにくいことが多いです。
でも、
- 曲が終わった
- 一時停止した
- 通知が来るまで無音
こういう瞬間に、背景の「サーッ」が前に出てきます。
特に夜や静かな部屋だと、気づきやすくなるのも自然なことですね。
不具合とは限らないケースもある
ホワイトノイズは、
- イヤホンの設計
- 端末側の処理
- ワイヤレスの通信
などが関わって起きるため、“仕様として少しだけ出る”こともあります。
もちろん、急に大きくなった・片耳だけ強いなど、気になる変化があるときは別ですが、
「少し聞こえる」=「故障確定」ではない、という点は押さえておきましょう。
ホワイトノイズが起こりやすくなる主な原因
ここでは、原因を4つのグループに分けて整理します。難しく見えますが、当てはまりやすいところから読めば大丈夫ですよ。
イヤホン本体の構造や設計の影響
イヤホンは、音を小さな部品で増幅・調整しながら出しています。
そのため、
- 内部の回路の作り
- 音を増幅する方式
- 部品の個体差
によって、わずかな雑音が出やすいモデルもあります。
特に、**感度が高いイヤホン(小さい音でも鳴るタイプ)**は、端末側のノイズも拾いやすい傾向があります。
スマホ・PCなど接続機器側の要因
同じイヤホンでも、
- スマホAでは静か
- PCではサーッが気になる
ということが起こります。
理由は、端末ごとに
- 音の出力方式
- ノイズの出やすさ
- 音量の制御方法
が違うからです。
特にPCは、電源やUSB周りの影響も受けやすく、ノイズが出やすい環境になりがちです。
電波・Bluetooth・Wi‑Fiの干渉
ワイヤレスイヤホンの場合、周囲の環境が影響することがあります。
- 混雑した場所
- Wi‑Fiルーターが近い
- 電子レンジや家電の近く
こういった条件で、
通信が不安定になり、ノイズとして聞こえる場合があります。
「家では気にならないのに、駅やカフェで気になる」というときは、この可能性が上がります。
音を増幅するときに生じる雑音
音量を上げるほど、音楽だけでなく“背景の雑音”も一緒に持ち上がります。
つまり、
- 端末の音量が高い
- イヤホン側で調整している
の組み合わせだと、ホワイトノイズが目立つことがあります。
あとで説明する「音量の持たせ方」を見直すと、落ち着くケースもありますよ。
【タイプ別】イヤホンの種類によるノイズ対策の違い
有線とワイヤレスでは、原因も対処も少し違います。ご自身のタイプに合わせて見ていきましょう。
有線イヤホンで見直したいポイント
有線で多いのは、接続まわりの小さなズレや接触の問題です。
- 端子が奥まで刺さっていない
- 変換アダプタとの相性
- ケーブルに負荷がかかっている
まずは、
抜き差し → 端子の向きを変える → 別の差し口で試す
の順で確認すると切り分けしやすいです。
また、PCで使う場合は、
前面端子より背面端子の方が安定することもあります。
ワイヤレスイヤホンで起こりやすいケース
ワイヤレスは、
- 通信
- 本体の処理
- 接続先の相性
が絡むので、チェックの順番が大事です。
- 一度ペアリングを解除して再登録
- 同時接続(マルチポイント)設定を見直す
- 近くのBluetooth機器を減らす
これだけでも改善することがあります。
ノイズキャンセリング機能との関係性
ノイズキャンセリング(NC)は、周囲の音を打ち消すためにマイクで拾って処理します。
その処理の都合で、
- 無音時にわずかに「サーッ」と感じる
- 風が当たると音が変化する
といった聞こえ方になることもあります。
「NCを切ったら静かになった」という場合は、
不具合というより機能の特性として捉えると納得しやすいです。
スマホ・PCの設定でできるホワイトノイズ対処法
「イヤホンを買い替える前に、設定でできること」をまとめます。やることは難しくありません。ひとつずつでOKですよ。
スマホ側で確認したい音の設定
スマホでは、次のような設定が影響することがあります。
- 音質補正(立体音響・Dolby系)
- 音量の自動調整
- 通話用の設定が残っている
まずは、
音質補正をいったんオフにして、変化を見るのがおすすめです。
「よく分からない設定を色々ONにしていたかも…」という場合ほど、
シンプルに戻すだけで改善することがあります。
PCの出力・音源設定とノイズの関係
PCは設定項目が多いぶん、影響する点も増えます。
まずは、
- 出力先が正しいか(イヤホン/ヘッドセットなど)
- マイク入力が有効になっていないか
- イヤホンを“通話用”として扱っていないか
を確認します。
Bluetoothイヤホンの場合、
**音質が落ちる「通話モード」**になっていると、
ノイズっぽく感じることがあるので、
音楽用の出力に切り替えられるか見てみましょう。
アプリ・EQ調整が向いている場合
EQ(イコライザー)は、音を好みに整える機能ですが、
極端に高音を上げると、ホワイトノイズが目立つことがあります。
「高音を強めにしている」「シャリシャリ感を足している」場合は、
少し戻してみると聞こえ方が落ち着くことがあります。
ここは“正解”があるというより、
気にならない落としどころ探しの感覚でOKです。
DACやアンプを使うときの考え方
PCで有線イヤホンを使うとき、
PCのイヤホン端子より、外付けDAC(USBオーディオ)を使うと
ノイズが軽くなるケースがあります。
ただし、
「何を買えばいい?」に踏み込みすぎると商品紹介寄りになりやすいので、
この記事では考え方だけに留めますね。
ポイントは、
- PCの端子由来のノイズを避けたい
- 安定した出力に変えたい
という場合に選択肢になる、ということです。
環境や使い方を整えると改善することもある

設定を触らなくても、“周辺の状況”を少し変えるだけで落ち着くことがあります。難しくない範囲で試してみましょう。
電源や配線まわりを見直す意識
PCでよくあるのが、
- 充電しながら使うとノイズが増える
- USB機器をたくさん挿している
といった状況。
可能なら、
- 充電ケーブルを外して試す
- USBハブを減らしてみる
など、“一時的にシンプルな状態”で確認すると原因が見えやすいです。
静かな場所ほど音が気になりやすい理由
夜や静かな部屋ほど、ホワイトノイズは目立ちます。
これは当たり前のことなので、
「夜だけ気になる」場合は、
“音が大きくなった”というより“気づきやすくなった”可能性もあります。
このときは、
- 少しだけ音量バランスを見直す
- NCを弱める
など、負担の少ない方向から試すのがおすすめです。
装着の仕方で変わる聞こえ方
イヤホンのフィット感が合っていないと、
外の音が入り、結果として「ノイズが目立つ」と感じることがあります。
- イヤーピースのサイズを変える
- 少し角度を変えて装着する
これだけで、聞こえ方が変わることも。
「音の問題」と思っていたものが、
実は“耳への密着”で改善するケースもありますよ。
軽いお手入れで改善するケース
耳あかやホコリがたまると、
音がこもったり、バランスが崩れて“違和感”として出ることがあります。
ここでは深く踏み込みませんが、
- 目に見える汚れを軽く拭く
- メッシュ部分をやさしく確認する
といった範囲なら、無理なくできると思います。
ノイズを気にしにくいイヤホン選びの考え方
「対策をしても気になる…」となったときに、次の選び方の視点が役立ちます。買い替え前の整理として読んでみてください。
音量とホワイトノイズの関係
ホワイトノイズは、
“増幅”が大きくなるほど目立ちやすいです。
そのため、
- 端末の音量を上げすぎない
- イヤホン側の音量調整で無理をしない
という「音量の持たせ方」が大事になります。
体感としては、
端末側をほどほど → イヤホン側で微調整
のほうが落ち着くことが多いです。
フィット感と遮音性のバランス
遮音性が高いと外の音が入りにくいので、
小さなノイズが気になりにくくなる場合があります。
逆に、隙間があると周囲の音が入って、
「ノイズが増えた?」と感じることも。
試せるなら、
“耳に合うかどうか”を最優先に考えるのが安心です。
価格だけで判断しない視点
価格が高いほど必ず静か、という単純な話ではありません。
- 端末との相性
- 使う場所
- どのくらい静かな環境で使うか
で、感じ方が変わるからです。
「自分の使い方に合うか」を軸に選ぶと、満足度が上がりやすいですよ。
いろいろ試しても改善しないときの考え方

ここまで試しても変わらないと、ちょっと疲れてしまいますよね。
この章では、気持ちを落ち着けつつ、次の判断がしやすくなる整理をします。
イヤホンと端末の相性という考え方
同じイヤホンでも、端末によって聞こえ方が変わるのは珍しくありません。
もし、
- Aのスマホでは気にならない
- BのPCだと気になる
という結果なら、イヤホンが悪いというより、
組み合わせの相性として捉える方がスムーズです。
この場合、設定変更や接続方法の変更(別端子・別モード)が効くことがあります。
初期状態から音が出る場合の目安
買った直後から気になる場合は、
- 初期設定の影響
- 仕様として出る範囲
- 個体差
などが考えられます。
「急に大きくなった」というより、最初から一貫しているなら、
まずは今回のチェックを一通り試し、
それでもストレスが強いなら相談を検討するのが自然です。
相談前に整理しておきたいポイント
メーカーや販売店に相談するときは、
次の情報があると話が早いです。
- どの端末で起きるか(スマホ/PC)
- 有線/Bluetoothどちらか
- ノイズが目立つ場面(無音時・特定アプリなど)
- NCのON/OFFで変わるか
“原因の当たり”がついているだけでも、気持ちがラクになりますよ。
よくある質問|イヤホンのホワイトノイズで迷いやすいポイント
ここまで説明した内容を踏まえて、「この部分が特に引っかかりやすい!」という5つをQ&Aにしました。気になるところだけ読んでもOKです。
Q1. 音楽を止めたときだけ「サーッ」と聞こえるのは普通ですか?
無音時は周りの音が少ない分、わずかなノイズが目立ちやすいです。
そのため、音楽再生中は気にならず、停止した瞬間だけ気づくケースはよくあります。
まずは「音量の持たせ方」や「音質補正のON/OFF」を試して、変化があるかを見るのがおすすめです。
Q2. 新品のイヤホンでもホワイトノイズが出ることはありますか?
あります。
イヤホンの設計や端末との組み合わせによって、購入直後でもわずかなノイズを感じることがあります。
ただ、気になるほど大きい・片耳だけ強いなどの偏りがある場合は、切り分け(別端末で試す)をしてから判断すると安心です。
Q3. 価格が安いイヤホンほどノイズは出やすいのでしょうか?
一概には言えません。
価格よりも、
- イヤホンの感度
- 端末の出力のクセ
- 使う環境(静かさ・電波状況)
で感じ方が変わります。
「どの端末で、どんな場面で気になるか」を整理すると、原因を絞り込みやすくなりますよ。
Q4. 片耳だけ雑音が聞こえるのはなぜですか?
片耳だけの場合は、
- 装着やフィットの差
- イヤーピースの状態
- 接触や接続の差(有線)
- 左右の個体差(ワイヤレス)
など、いくつか考えられます。
まずは左右を入れ替えてみて、
「耳側の問題か/イヤホン側の問題か」を切り分けるのがおすすめです。
Q5. 少し音がしていても使い続けても大丈夫ですか?
ホワイトノイズ自体は“音の聞こえ方”の問題として扱われることが多く、
すぐに何かが起きる、といった話につながるものではありません。
ただし、気になって音が楽しめないなら、それは十分に見直す理由になります。
この記事のチェックを試し、ストレスが強い場合は相談や別の使い方も検討してみてください。
イヤホンのホワイトノイズ対策まとめ
イヤホンの「サーッ」というホワイトノイズは、イヤホン本体だけでなく、スマホやPCの設定、電波の干渉、使う場所の静かさなど、いくつかの要素が重なって目立つことが多いです。
だからこそ、いきなり買い替えを考える前に、まずは音量の見直し、抜き差しや再接続、音質補正のOFF、端末を変えた切り分け…と、できるところから順番に試すのがおすすめです。
特にPCやBluetoothは「通話モード」などの設定が影響することもあるので、気づきにくい部分だけ丁寧に確認してみてくださいね。
それでも改善しない場合は、相性や個体差という考え方もあります。この記事の手順で整理しておくと、次の一手(設定調整・相談・使い分け)を落ち着いて選びやすくなります。是非参考にしてみて下さいね。
