「1キロってどれくらいの距離なの?」や「1キロ歩くとどんな効果があるんだろう?」と、考えたことはありませんか?実際に1キロを歩くとどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
特に暑い時期や寒い時期、子供を連れての外出時などによっても違いますし、通常のペースで歩くか、早歩きするか、それとも走るか、状況によって色々と選ぶ必要がありますよね。
この記事では、1キロを歩く時間や歩数、効果について詳しく説明します。これらを知って日常生活の移動時間やウォーキングの目安として、ぜひ参考にしてくださいね。
1キロ歩くのにかかる時間と基本情報
1キロを歩く時間は、個人の歩く速さによって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
普通の速度で歩くと約12~15分、早歩きなら約10~12分かかります。
女性の場合、平均的に少し遅いため、1キロ歩くのに約13~16分かかることがあります。
物件や公共施設の案内でよく見る「徒歩〇分」という表示は、1分で約80m進む計算から来ており、1キロは1000メートルです。
これに基づくと1キロメートルを歩くのに大体12分30秒がかかります。距離が長くなると時間も比例して増え、2キロで約25分、3キロで約38分、4キロで約52分となります。
また、1キロを歩くのに必要な歩数は歩幅によって異なりますが、
成人男性で約1300~1500歩
成人女性で約1500~1700歩
これは男性が一般的に女性よりも身長が高く、歩幅が広いためです。
日常生活の移動時間の目安として参考になりますが、急いでいる場合やお子さんを連れていたり、荷物がある場合など状況によって、1キロ歩くのに約15分掛かると覚えておけば交通機関での移動を検討する事も出来ますよね。
条件ごとの1キロ歩行時間の目安
服装や靴による変化
冬場の重い服や夏に浴衣を着て下駄を履いている時などは歩行速度が低下します。特に、ヒールの高い靴やサイズの合わない靴は、足の疲れを増やし、1キロを歩くのにかかる時間が長くなります。
普段より10~20分は余裕をもっておきましょう。
天気による歩く速さの変化
雨や雪の日は足元が滑りやすく、歩行速度が遅くなります。強風の日もバランスを取りながら歩くため、通常よりも時間がかかることが多いです。晴れの日は快適に歩けるため、速く進むことができます。
年齢
若者は体力や筋力があるため、速く歩くことができます。一方、高齢者は筋力やバランスが低下しているため、平地でも1キロを歩くのに15分~20分かかることが多いです。ただしこれは年齢や健康状態によって歩行速度に差が出ます。
周りの環境や状況による変化
信号が多い街中や人混みの中では頻繁に立ち止まるため、歩行時間が延びます。逆に、公園や広い歩道が整備された場所ではスムーズに歩けるため、1キロを歩く時間が短くなります。移動を計画する際は、信号や坂道を考慮して、普通に歩けば1キロ12分だとしても、15~20分くらい余裕を持っておくと安心です。
1キロメートルの歩数目安
1キロを歩くと何歩くらいになるのでしょうか。これは歩く速さではなく、人それぞれの歩幅によって決まります。一般的に歩幅は「身長×0.4~0.45」とされており、今回は0.45を使いますね。
1000メートル ÷ (身長 × 0.45) = 歩数
この方法で、身長に応じたおおよその歩数を計算すると
・身長120cmの場合: 約1852歩
・身長130cmの場合: 約1709歩
・身長140cmの場合: 約1587歩
・身長150cmの場合: 約1481歩
・身長160cmの場合: 約1389歩
・身長170cmの場合: 約1309歩
・身長180cmの場合: 約1235歩
これで、1キロメートルを歩いた時のおおよその歩数がわかります。万歩計で1万歩を目標にしている方も多いと思いますが、身長170cmの方が1万歩を達成するには約7.6kmの歩行が必要になります。160㎝の方だと約7.2kmで1万歩歩く計算になりますね。
1キロウォーキングでの消費カロリーについて
よく1日8000~10000歩を目標に歩きましょうと言われますが、男性は約6~8キロ、女性は約5~7キロ歩く必要があることになります。意識しないと、なかなか日頃からそれだけの距離を歩くことは無いかもしれませんよね。
では、ここからは1キロメートルを歩いたときの消費カロリーを確認してみましょう。
消費カロリー
1キロのウォーキングで消費されるカロリーは、体重や歩く速度によって変わります。以下は、体重50kgと60kgの人の場合の目安です。
普通の歩行速度(約4km/h)
50kgの人:約40kcal
60kgの人:約47kcal
早歩き(約5km/h)
50kgの人:約52kcal
60kgの人:約63kcal
1キロメートルの短い距離の歩行でも、以下のポイントを意識してみるだけでよりウォーキングの効果が高まります。
姿勢を意識する
背筋を伸ばし、腕を大きく振ることで、より多くの筋肉を使い、消費カロリーが増加します。
頻度を増やす
1日に複数回、1キロのウォーキングを行うことで、総消費カロリーが増えます。
速度を上げる
早歩きにすると消費カロリーが約25%増加します。
坂道や階段を取り入れる
平地だけでなく、坂道や階段を歩くことで、ウォーキングの効果を高められます。
これらの事を継続して行うこともポイントです。
まとめ
1キロメートルを歩く時間についてご紹介しました。女性がヒールを履いて歩く場合は約12~13分、男性なら約10分で歩けます。また、身長別の歩数や1キロを歩くことで消費されるカロリーについてもお伝えしました。
これらの情報を取り入れて、日々の移動やウォーキングの際にお役立ていただければ嬉しいです。